神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

都会と田舎の医療格差は確かに存在するが、与えられた環境の中で最大限の成果を残すよう努力することが重要

おはようございます。

いろいろな病院で働く経験が増えると、病院毎に様々な医師に出会います。

「この人にはとても勝てないな」と感服させられる優秀な医師もいれば、「なんでこの人が医者やってるんだ」という医師もいます。

医師の仕事はたしかに激務ではありますが、私の経験上、自分に与えられた勤務環境に文句ばかり言っている医師にろくな医師はいません。

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与えられた環境の中で最大限の成果を残すよう努力する

勤務医が働く病院には病院毎に与えられた役割があります。

大学病院はその地域で一番の中核病院であり、他の病院では治療に難渋するケースや診断がつかないケースを主に担当します。

急性期病院(◯◯市民病院や日赤など)は、第一線でその地域の救急医療を支える大病院ですね。

私立の小中規模の病院(100〜300床程度)は、よりその地域に密着した医療を行っています。検査や治療設備は大病院に劣りますので最先端の医療を受けることはできませんが、一般的な病気の診断・治療は問題なく行えます。

その他にも、病気の後遺症が残って自宅療養が難しくなった方が長期入院する療養型病院や、リハビリテーションを目的としたリハ病院などが存在します。

 

その病院に与えられた役割の中で全力を尽くせばOK。誰もそれ以上は求めていない

当然ですが、地域の中核病院と療養型病院やリハ病院では検査体制や設備・スタッフの充実度は大きく異なります。

時々見かけるのは、以前に大病院(有名病院)で働いていた医師が、小規模な病院に赴任した後に、

「◯◯の検査もできないのか」

「◯◯ができないんじゃどうしようもない」

等と文句を言っているケースです。

これは周囲から見ると本当に格好悪いからやめたほうがいいですね。

「与えられた環境の中で最大限の成果を残すにはどうすればよいか?」ということにフォーカスすべきですね。

その病院で手に負えない症例は無理に抱え込まずに、素直に頭を下げてより高次の病院にみてもらえばいいです。

郷に入っては郷に従え、そういうことですね。

 

都会と田舎の医療格差は確かに存在するが、それが悪いことばかりではない

私は数ヶ月間だけ「超」がつくほど田舎の病院で働いた経験がありますが、やはり医療レベルには地域格差が存在します。

一般的には、都会の患者さんの方が権利意識が高いことが多いです。

「医者なんだからなんとかしろ」

「この病院では話にならないから◯◯病院にうつりたい」

こういった要望が多いのは都会ですね。都会の場合は、周辺に他にも大病院がいくつもありますから、患者側も要求レベルが高いです。

ただ、私の経験上は、よほどの症例じゃない限りはドクターショッピングをしても「労多くして益少なし」となりやすいです。

 

田舎の患者さんの方が人が暖かいことが多い

田舎で生まれてから一度もその地域を離れたことがない高齢者の患者さんの場合は、

「この地域から出ていってまで大きな病院にかかるつもりはない。この病院でやれる範囲でいいよ」

「先生の言う通りにするから先生が決めてくれ」

こういった患者さんがまだまだいますね。

あと野菜や果物などの差し入れをくれる人も多く、全体的に人が暖かい印象があります。

田舎の方が医師の裁量権が高いということですね。

給料もいいですし、短期間なら悪くないですよ。ただもらった給料を使う機会がありませんが(笑)

 

医者としての本流以外に精を出しているDrはまだあまり見かけませんね

私は勤務医以外に不動産や株式投資、最近はブログも始めましたが、まだまだ医者としての本流以外に精を出しているDrはあまり見かけませんね。

医師は学生時代に優等生だった人が大半であり、元々の能力はかなり高いですから、医師の本流で戦ってトップに立つのは容易ではありません。

私より真面目で患者思いの人も多いのでなおさらです(笑)

一方、医師の立場の良いところ(社会的属性や若い時の高収入)を利用して、不動産や株式などの資産形成で戦うのは比較的容易です。

何より、人のあまりやっていないことをやった方が楽しいですね。

 

 

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