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無意識のうちに「搾取される側」に立たされていないか、常に意識しよう

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こんにちは。

大学時代までほぼ同じ高いレベルで競い合っていた2人のうち、片方が社会人になってから大成して、片方が全く出世せずに埋もれていくということはよくある話です。

このように、大学卒業時の知識やスキルでは大差がなくても、社会人になった後に十分に自分の力を発揮できずにダメになってしまうケースがあります。

不適切な場所に身をおいているとどれだけ頑張って働いても報われないことが多いため、自分の力を100%発揮できる環境に身を置く必要があります。

自分でも気がついていないうちに「搾取される側」に立たされていることが多々ありますので注意したいものです。

 

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気がつかない間に搾取される側に身を置いていないか常にアンテナを張っておく

プロ野球選手でも、あるチームに所属している時は全然パッとしない成績であったのに、別のチームに移籍した瞬間に才能が開花して大活躍するケースがあります。

一般の職種の場合はそこまで極端なケースは少ないかもしれませんが、やはり自分の能力を最大限発揮できる場所に身を置くことで報われることが多くなります。

本日は具体的を挙げて検討してみたいと思います。

 

大学病院の底辺の医者:本人も知らず知らずのうちに搾取されている可能性あり

これは医者の世界で搾取されている立場の典型例ですね。

大学病院のような巨大組織では、どうでもいい会議や決め事がやたら多かったり、各部門ごとの垣根が異常に高かったりして、業務が円滑に進まないようになっています。

地方の小規模病院だったらパパパッと決まっていくような物事でも大学病院では何ヶ月たっても一向に決まらないことがよくあります。 

働いた時間の割には疲労がたまるばかりでで生産性が上がらない・・・これが大学病院の現実です。

 

その中でも最も搾取されているのはポスト無しの底辺ドクターです。

大学病院の医局は組織が巨大(特に旧帝大)であり、教授や准教授などの一部のポストについている人たちに利益が集中する仕組みになっています。

多くの場合は教員などのポストがない若手のDrの時間や労働(臨床、研究)によって彼らの利益が生み出されているのです。

給与は低い、拘束時間は長い、決め事が多すぎて業務が円滑に進まない・・・

それでも働いている本人は搾取されていると気がついていない可能性があるので余計にたちが悪いです。

 

税制:高額所得者に対する個人所得税の税率の高さ

日本の税制上、個人の給与所得だけで富裕層に到達するには一定の時間がかかります。

それは、個人に対する所得税が累進課税制度になっており、給与所得が増えれば増えるほど税金の割合上がって手残りの増加スピードが落ちるからです。

私も、以前に1年だけバイトしまくって年収2500万を達成したことがありますが、働いたわりには手元に残るお金が少なすぎて虚しくなったのでやめました。

このことから、個人の給与所得だけでは富裕層に到達しにくいことを強く実感しています。

これを手っ取り早く解消するのが医者どうしの共働きですね。

 

一人で2500万より夫婦で合わせて2500万円の方が賢いよね

夫婦共働きで2500万の方が税制上はるかに賢いです。医者どうしで結婚した場合の強みはここにあります。

子供が2人いたとしても、医者どうしの共働きで夫が1500万円(常勤)、妻が1000万円(時短勤務、非常勤バイトなど)で世帯年収合わせて2500万円なら、i-DeCOとかふるさと納税とか当たり前の節税対策をやっただけでも2000万円弱手元に残りますからね。

一方、夫が医者、妻が非医者・専業主婦のケースでは、普通に働いているだけでは厳しくなります。

ハードルは上がりますが、法人化を目指して5棟10室以上の規模で不動産をやるなど他の手を考える必要があります。

 

妻に言われるがままにマイホームを買ったり生命保険に入る行為

これは妻のマネーリテラシーが超絶高ければ話は別ですが、そうでもないのにただ自分の時間がないからという理由だけで妻に丸投げしているとすれば大問題です。

そして、多くの場合は医者の妻のマネーリテラシーが高いことは少ないです。

将来「負」動産にしかならないようなマイホームや終身型の生命保険に加入してしまうと、数十年かけてボディーブローのように効いてきます。

そもそも、資産が1億円以上ある富裕層の人は生命保険も医療保険もいらないです。

億万長者を目指して資産形成に励んでいる投資家の人が終身型の生命保険に入るのは本末転倒です。

本気で億万長者を目指しているのに、億万長者になれなかった時のために保険を自分にかけているという意味不明なことになるからです(笑)

40歳で資産1億円以上になるつもりなら40歳までの定期保険にしておいたらどうですか。

でも、毎日華やかな生活をしているドクターの方々はある程度生命保険をかけておく必要があります。

私のようなケチな医者は生命保険は最小限で済みますから効率的ですね(笑)

 

こんな記事も書いています。

税制を知ることで確実に自分の手元に残るお金を増やせますので、投資よりも確実性が高いです。

www.churio807.com

 

たとえ家族であっても、自分よりもマネーリテラシーが低い人に家計の決定権を握らせるのはリスクが高いと思います。

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