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「地位財への執着をやめると人生が豊かになる」と頭では理解していても実践が難しい

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こんにちは。

本日は地位財、非地位財という考え方について紹介します。

地位財、非地位財とはロバート・フランクという経済学者が提唱した概念で、人間の持っているものを下記の2つに区別します。

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地位財への執着をやめると人生が豊かになると頭では理解できるが、実践はなかなか難しい

地位財とは、「他人との比較によって初めて価値の生まれるもの」と定義されます。

具体的には、所得や社会的地位、ブランド、家、車などが挙げられます。

一方、非地位財とは「他人が何を持っているかと関係なく、それ自体に価値を見いだせるもの」と定義されます。

具体的には、休暇、愛情、自由、社会への所属感、貢献、健康、良質な環境などが挙げられます。

 

地位財を求めるのは動物としての本能である

人間の進化の過程において、より高い地位に立った者がより多くの子孫を残せる可能性が高い時代が長年続いてきました。

ですから、人よりも高い地位に立ちたいというのは人間のDNAに刻まれた本能的な欲求のようです。

一方、非地位財は地位財と異なり、他人との比較基準がないため数値化することが難しく、また短期的に成果が出ないものが数多く含まれます。

人間はどうしても目先の利益が得られる分かりやすい物に投資しがちですので、普段からよほど強く非地位財の重要性を意識して生活していないと、地位財という短期的な報酬を追い求めてしまいます。

 

年齢が進むにつれて非地位財の価値が分かるようにはなってきた

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人間、若い時はどうしても地位財に目が向きがちです。

特に小さい頃から学歴社会の中で育ってくると、激しい受験戦争を勝ち抜く必要がありますから、社会人になっても競争して当然といった考え方になるのでしょう。

私も学生時代〜後期研修医の頃までは地位財しか目に見えていない血走った生き物だった気がします(笑)

特に研修医の頃は、朝から晩まで、下手したら翌朝まででも体力の許す限り働いていました。

早く技術を習得して一人前になりたいという欲求に加え、他の同僚達に医者としてのスキルで負けたくないという強い気持ちが働いていたのでしょう。

また、お金が貯まったら高級外車を買いたいとずっと思っていました(幸い、買う前に思いとどまりましたが)。

完全に地位財の亡者といってよいですね(笑)

しかし、私自身年が進むにつれて非地位財の重要性が理解できるようになってきました。

今の私のキーワードは「本流の中で血みどろの争いはしない」「よりニッチな分野で勝負する」「家族と過ごす自由な時間と自分の健康に投資する」です。

 

非地位財の中でも「自由」「休暇」「健康」「良質な環境」へは積極的に投資しています

 

自分の中で、自由な時間、自分の健康、良質な環境作りといった非地位財のプライオリティが上昇してきていることを実感します。

しかし一方で、いくら非地位財の重要性を頭では理解していても、やはり地位財への欲求を完全に捨てきるのは難しいです。

そもそも地位財への執着がゼロだったら投資ブログなんてやってないですね(笑)

まぁ地位財と非地位財のバランスがとれるようになってきただけマシということにしておきましょう。

 

まとめ

なんかまとまりのない文章になってしまいました。

結論としては、下記になります。

・地位財ではなく、非地位財にこそ本質的な価値がある可能性が高い(競争から脱却する)

・しかし非地位財の価値は数値化できないことが多く、地位財と比べてその重要性を意識しづらい

・普段から非地位財の価値に重きを置いて、非地位財にこそお金や時間を投資する習慣を身に着けたい

う〜ん、自分で書いていても完璧に実践するのは難しそうですね。

 

こんな記事も書いています。

非地位財の中でも最も重要なものの一つが運動でしょう。私が普段から健康維持のために続けている習慣を紹介した記事です。 

www.churio807.com

 

真の富裕層は地位財への執着心がなく、非地位財へ積極的に投資をするとのことです。私には到底到達できない領域です。

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