神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

若い時から「無理しなさすぎる」のも問題だと思う−自分に希少価値を持たせるべく努力する−

こんにちは。

世の中全体として「長時間労働は悪」「無理し過ぎは禁物」の流れを感じます。

日本経済が成長期を過ぎて成熟期を迎え、長時間会社のために働いても昔ほど報われない世の中になったことも関連しているかもしれません。

私個人としては、初期研修医〜後期研修医の数年間に肉体的にはだいぶ無理をしたことで医師として必要な知識やスキルを効率よく身につけられたと考えており、無理のしすぎはよくありませんが、「無理しなさすぎも問題」かなと思っています。

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最近の研修医をみて思うことは、若い時から無理しない人が増えている

医師にとって最初の数年間は、今後一生の医師としてのあり方を決定するといっても過言ではないくらい重要だと考えています。

 

しかし、最近の研修医を見ていると少し権利意識が高すぎる印象を受けます。

・時間外や休日には自分の担当患者の診察には来ません

・当直は週1回以上はやりたくないです。当直明けは病院には来ません

・自分の興味のある診療科の学習はしますが、自分の将来と関係ない診療科はほどほどに働かせて下さい

 

上記のような研修医が増えてきています。

医者になったばかりの研修医は、医師としてのスキルは全医師の中で最低レベルです。

これは医師免許を取得するまでは患者さんに医療処置をすることができないから仕方のないことですが、そうであれば医師になった後は一刻も早くスキルアップできるよう努力が必要です。

 

初めから特別なスキルを持っている人は例外です

就職の時点で、すでにその会社にとって欠かせない特別なスキルを持っている人は例外です(こんな人は限られると思いますが)。

入社後は、その手持ちのスキルを最大限発揮できる場所で働き、自分の強みをさらに伸ばすよう努力すべきでしょう。

一方、特別なスキルを持たない大多数の人は別の方法で勝負する必要があります。

 

若い時は知識やスキルで劣る分、体力で勝負する

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特別なスキルや才能を持って入社した場合以外は、その会社に貢献するために必要なスキルを入社後にゼロから身につける必要があるわけです。

スキルを身につけるには、長期間ダラダラやるよりも一定期間の間に集中してトレーニングを受けた方が効率的です。

つまり、効率的にスキルを身につけるためには一時的に長時間労働するのは避けられないということです。

しかし、こういうストイックな考えは現代の若者ウケはしないんでしょうね。

 

若い時に無理を避け、年をとってから無理するのは辛いですよ

年をとればとるほど「私はあれはやれないので教えてください」と頼みづらくなります。

また、脳や肉体も衰えてきますので、同じスキルを身につけるにも若い頃より時間がかかることが多く非効率的です。

若いうちは、教える方も「若手だからやれなくても仕方ないな。これから覚えていってもらおう」というつもりで接してきますが、年配になるとそうはいきません。

「20年会社にいるんだからこれくらいやれて当然だろう」という目で見られるからです。

年をとってから思わぬ苦労をしないためには、20代〜30代前半のうちは自分への投資を絶対に惜しんではいけないと思います。

株式投資家の中には、暇があればすぐに株価のチェックをしている人がいますが、そんな暇があったら自分のスキルアップに時間を割いた方がよほど効率的です。

 

自分に希少価値を持たせるべく努力を続けると報われる可能性が高い

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とはいえ、ただ体力にものを言わせて長時間働き続ければよいというわけではありません。

その会社にとって「特別」な存在になることを目指すべきです。

「社内でその仕事ができるのはあなただけ、いなくなってもらったら絶対に困る」という存在になれば、いくらでも高待遇で働くことは可能だからです。

多くの人は競争の激しい本流で戦おうとしますが、時間対効果が悪いことが多いです。

マイナーな分野で人気はないが、社内で必ず需要がある分野がないか模索し、その方向に向かって努力すれば報われる可能性が高いと思います。

 

まとめ

若い時から「無理しなさすぎる」のも問題です。

自分に希少価値を持たせるべく努力すれば後から報われる可能性が高いと思います。

 

こんな記事も書いています。

時にたくさん資格を持っている人に出会いますが、資格は取得するだけでは価値がなく、それを社会に還元する必要があります。

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適切な時期に適切な場所で努力をしないと、どれだけ努力しても報われない可能性があるので注意が必要です。

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