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コメディカルスタッフと良好な関係を築くことで、医者の仕事の生産性も向上する

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医者が現場で快適に働くためには、コメディカルスタッフとの協調性が重要です。

コメディカルスタッフにも快適に働いてもらえるように配慮することで、自分の業務も効率的に進むようになり、トラブルにも巻き込まれにくくなります。

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 コメディカルスタッフが快適に働ける環境を作ることで、医者自身も働きやすくなる

実際に患者さんを一番間近で常に観察しているのは看護師

実際の病棟業務の大半を担っているのは看護師であることを忘れてはいけません。

普段から看護師にどういった態度で接するかによって、その病棟での働きやすさが大きく変わってきます。

また、看護師からの意見に必ず一度は耳を傾けるということが重要です。

もちろん、中には医学的な見地から採用できない提言をされることもあるでしょう。

その場合でも、その提案が受け入れられない医学的な理由をきちんと説明することで、次回からより建設的な意見をもらうことが可能になります。

 

看護師との関係が悪いと、自分の患者さんの状態変化に関する情報も得にくくなる

 看護師との関係が悪いと、自分の患者さんのちょっとした状態変化について把握することが難しくなります。

コメディカルから見て、「あの先生には電話をかけづらい。ちょっとしたことだから連絡せずにこのまま様子をみようか」といった雰囲気になってしまうと、かなりまずい状況です。

実際には医師への報告が必要なレベルの事案までもが、その医師の耳に入らなくなる可能性があるからです。

普段から気軽に話しやすい雰囲気、意見を言えば耳を傾けてくれる雰囲気を出しておくことによって、自分がトラブルにまきこまれるリスクも減らすことが可能になります。

 

医者一人の殻に閉じこもって患者さんを診るのは非常に危険

ご存知の通り、医療訴訟の件数は年々増加傾向にあります。

医者が独断で治療方針を決定し、周囲のスタッフがその治療方針に100%納得していない状況は非常に危険です。

もちろん、その治療の結果がよければトラブルになる可能性は低いですが、治療結果が悪かった場合にトラブルにまきこまれる確率がぐっと高くなります。

周囲のコメディカルスタッフと治療方針について共有し、早めにその患者さんのゴール設定を明確にしておくことで、事前にリスクを回避することが可能です。

自分は医師だから正しい医療処置だけしていれば問題ない、ということはありえません。

同じ医療処置を患者さんに施していても、相手の受け取る印象によって結果は大きく変わってきます。

 

書類作成などの事務仕事を依頼することで、医者の仕事の生産性を向上する

医者の資格がないと作成できない書類が数多く存在するため、医者の大半が患者さんの書類作成に日々追われているのが現状かと思います。

もちろん、実際に医師が一から作成しなければならない書類もあるわけですが、かなりの部分はカルテ情報を参考に他のスタッフが記載をして、医師は内容の確認と自筆サインをするだけで十分です。

大きな病院であれば、外来にメディカルクラークがつくことも多いので、普段の外来診療を通じてメディカルクラークとの信頼関係を築き上げ、あとは書類作成のノウハウだけちょっと教えれば、書類仕事の大半は医師がやらなくても済むようになります。

その空いた時間を利用して、より生産性が高い、医師でなければこなせない仕事に集中すべきでしょう。

 

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1日24時間の中で、人間一人がこなせる仕事量には限界があります。しかし、自分の仕事の一部を外注化すれば一日でこなせる仕事量が飛躍的にアップします。

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 ダメ医者を早めに見抜くためのチェックポイントについて検討した記事です。幸い、日本においては受診する医療機関を比較的自由に選べますので、良い医者に出会うようにしたいものです。

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