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投資用マンション勧誘でカモにされるのは医者が多いという悲惨な現実

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投資用マンション勧誘でカモにされる職種で最も多いのが医者らしいです。

投資用マンションの勧誘対象になるためには、一定以上の社会的属性が必要です。

そもそも金を持っておらず、当面の生活をこなすのにいっぱいいっぱいで、マンションを買うことなんて夢にも考えられない人を勧誘しても仕方がありません。

よって、投資用マンションの販売業者は、必然的に社会的属性が高く、一定以上の給料をもらっている人たちをターゲットにすることになります。

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 医者=高収入のわりにマネーリテラシーが低い=絶好のカモの図式

以前にも書いたように、医療の世界は閉鎖社会で医者になること自体が比較的ハードルが高いです。

よって、今のところ医者の需要が多いため、医者の給料は高水準で維持されており、失業することもほぼ無いため社会的な属性が高くなります。

でも、他にも社会的な属性が高い人達はいます。

大企業の管理職レベルであれば、医者と同じくらいの給与かそれ以上の給与をもらっている人はざらです。

では、なぜ医者がカモられるのでしょうか?

 

医者は高所得者のわりにはマネーリテラシーが低い

それは、社会的な属性が高くて投資用マンションを購入できるだけの資金がある社会人の中で、医者のマネーリテラシーが最も低いからに違いありません。

医者の場合、一般の企業と異なり好不況の波に左右されることがほぼ無いため、よほど意識的に経済の勉強をしている一部の医者を除いて、経済や社会情勢に全く無頓着といった医者が多いです。

医学書は読むけど新聞は読まない、国の経済政策や税制も全く知らない、ただ言われるがままに税金を国におさめており、自分でとれる節税対策もとらないといった医者が驚くほど多いわけです。

もちろん医者は多忙な職業なので、経済の勉強までする時間がなかなかとれないというのもあるでしょう。

こういう先生は、一生懸命働いてある程度の給料はもらっていることが多いが、後先何も考えずにお金を使ってしまうので、ほとんど貯蓄がないという先生も多いです。

こういった先生が投資用マンションのカモになるんでしょうね。

 

投資用マンションでカモられているようでは、資産形成は絶対に不可能

地頭が良くて、せっかく医者になって、医者として優秀に仕事をこなしていても、お金や経済の知識がゼロだったがために、投資用マンションでカモられて人生破産しては目も当てられません。

投資用の区分マンションなんて、物件本来の価格に加えて、広告宣伝費、投資用マンションの電話勧誘をやっている人たちの人件費、新築プライスが大幅に上乗せされているわけだから、普通に考えて儲かるわけがありません。

 

不動産投資の勉強を少しでもしたことがあれば簡単に防げるリスクです

不動産の勉強をちょっとでもすれば分かる、

・空き室リスク(区分マンションは借り手がつかなくなったら賃料収入はゼロだからね)

・賃料下落のリスク(いつまでも新築の時と同じ賃料でいけるわけがない)

・修繕管理面のリスク(区分マンションは一棟マンションと違って管理会社を選べないことが多いから、下手するとどんどん老朽化してしまう)

など考えることもせず、数千万円する投資用区分マンションを言われるがままに購入してしまうのだから、思考が停止しているといわざるを得ない。

せっかく医学部に合格した良い頭をこういう時に使わずしていつ使うのでしょうか。

 

購入した直後のキャッシュフローが一見よく見える所とか、節税対策になるとか、良い点だけを強調されてそれを信じ込んでしまうのでしょう。

地頭良いんだからちょっと勉強すれば分かるはずなのに、これで人生終わりなんてもったいないね。

なおもう買っちゃった先生は、早めに損切りして新たにやり直すしかないと思います。

 

こんな記事も書いています。

投資用新築マンションは論外としても、超少子高齢化社会を迎える日本においてハウジングプアにはなりたくないものです。

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不動産などの売買価格が大きなものを購入する際には、自分なりの選択基準を明確にしておく必要があります。 

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